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台風15号、米軍の27日15時初期値の進路予測は、日本列島を包み込むような確率分布に

台風15号、米軍の27日15時初期値の進路予測は、日本列島を包み込むような確率分布に(下1図)。
先島諸島周辺に29日15時頃、沖縄から奄美周辺には30日3時頃〜15時頃にかけ、九州周辺には31日6時頃に、それぞれ最接近の予想。

また台風からの暖湿流による秋雨前線の再活性化や、上空の寒気を伴ったトラフとのカップリングにより台風が近づく前からの大雨にも警戒しておく必要がありそうです(下2図)。

▼米軍の27日15時初期値の進路予測

 

▼海面気圧/850hPa 風速

一方、日本海の海水温が平年に比べ3℃程高い(中央図)ため、海面が膨張し、北陸、近畿北部及び山陰沿岸では潮位が平常に比べて15~25cm程度高い状態。

▼海面水温分布

 

<北陸地方から山陰にかけての異常潮位に関する全般潮位情報>
http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_09_662_20130827050012.html

台風15号の接近による気圧低下と北系の風の、吸い上げ/吹き寄せ効果により、日本海沿岸の北に開いた湾では浸水や冠水の恐れがあります。


※この記事は、多治見市の気象予報士 大竹さんから許諾頂きまして、気象情報の周知の一環として、大竹さんのFaceBookへの投稿を転載致します。

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