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大型で非常に強い台風26号

大型で非常に強い台風26号、16日10時頃、勢力を維持したまま房総半島へ上陸の可能性も。仮に上陸の場合、中心気圧約950hPa、最大瞬間風速60m/sと関東襲来の台風の中で過去最大規模です。とても心配です。

時代は違いますが、関東で1000人規模の犠牲者が生じた、1917年の東京湾台風、1947年カスリーン台風、1958年狩野川台風を意識して事前の備えをしておく必要がありそうです。

また台風の北側には前線帯も形成されそうで、台風からの暖湿流の影響により、秋雨前線の活動が活発化しそう。15日昼過ぎから関東~四国の太平洋側で雨量が増える見込み。特に、伊豆半島、紀伊半島等の南東斜面では、台風から離れていても、地形性の先行降雨による大雨に警戒下さい。

また東京湾では台風の近づく16日朝は、気圧低下と東系の暴風による高潮が、特に湾の西側沿岸部で心配されます。

また今回の特徴として、東北沿岸を北上する過程で、逆に発達する予想。東北地方の太平洋側地域も暴風雨、高波、高潮等へ警戒が必要です。福島原発の汚染水タンクの暴風対策は大丈夫だろうか?

15日昼過ぎから、東日本では暴風雨、高波、高潮、竜巻などの突風に警戒下さい。庭先やベランダの飛ばされやすい物は今日のうちに片づける、雨戸/シャッターが機能するか調べる、16日朝は通勤時間帯と重なるため出勤や通学への配慮、東京出張への配慮等々、防災への準備が必要です。

図は左から16日10時の地上予想天気図と降水予想図(初期値14日3時のGSM)、同15日13時、同16日13時、14日9時の進路予想、14日9時の衛星可視画像および狩野川台風の進路図(出所:デジタル台風)。


※この記事は、多治見市の気象予報士 大竹さんから許諾頂きまして、気象情報の周知の一環として、大竹さんのFaceBookへの投稿を転載致します。

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