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今週中頃、南岸低気圧がやって来そう。南岸低と言えば、今年2月に関東の雪を外した際、猪瀬知事の発言が物議を醸し出したことは記憶に新しいところ。

下図は18日21時のECMWF 地上予想天気図。また同850hPa面（上空約1500m）気温分布予想図では、このところの寒気が残っており、関東内陸部まで-4℃（at 850hPa）が帯状に垂れ下がっています。

経験上、関東が雪となりやすい八丈島付近を通りそうで、前線性の逆転層の位置といい、条件は整っています。関東平野に冷気ドームが形成されれば、雪の可能性も十分あり得ますので、要注意です。

あの人も今は弱っていますので、気象庁も思い切って予想出来そう。まぁ、それは冗談ですが、経験値と数値データに基づいて、冷静かつ迅速に踏み込んだ予報が求められるところです。

補足です。18日21時の850hPa面（上空約1500m）のECMWF 気温分布予想図です。関東北部には、北から -4℃線が帯状に垂れ下がっています。
低気圧前面の北寄りの風が山地の冷気を南下させます。また山地での先行性降雪による冷気外出流も相まって、関東平野に冷気ドームが形成される可能性があります。

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この記事は、岐阜県の気象予報士大竹様のFaceBookeへの投稿を許可をいただき転載しております。
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