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【今日から寒の入り。向う1ヶ月は、こよみ通りの厳冬に】
1月5日は二十四節気の小寒。2月4日の節分までの期間が寒で、寒さはこれからが本番。
気象庁が3日発表した1月4日～2月3日までの1ヶ月予報（下図）によると、特に北海道・東北が厳しい寒さに。東日本も平年より低い気温予測です。日本海側は大雪、暴風雪、低温に要警戒です。

500hPa面のリッジがベーリング付近で不明瞭でだらっとしており、偏西風の蛇行があまり顕著ではありません。アリューシャン低気圧の位置も、平年より北側で強い予想であり、上空の気圧偏差も北ほど低く、北日本へ寒気が流れやすいものと思われます。逆にこれまで西まわりの寒気流入で寒かった西日本は、左図内の気温時系列図のとおり平年並みの気温へ戻る見込み。

明日からの向う10日間は、この期間で一番寒い予想です。特に8日～9日かけての低気圧通過後は、1月10日以降、日本列島へ北極圏から強烈な寒気が南下しそう。なんとシベリア上空約1500mの気温が-36℃以下。北海道上空約1500mの気温も -18～-20℃。これは日差しがなければ一日中、地上では -9～-11℃（気温減率 0.6℃/100mで計算）というまさに冷凍庫状態のとんでもない寒さです。北日本を中心に低温、暴風雪、大雪等に十分警戒下さい。

さあ明日から会社が始まりますね。受験生も最後の追い込みです。寒さ対策は万全にして、気合いを入れて行きましょう！

図は上から、JMA 1月3日発表 1ヶ月予報資料の抜粋、ECMWF 1月12日9時 北半球500hPa面高度予想図、同1月10日9時 850hPa気温分布予測図、JMA 1月9日21時 地上予想天気図（4日21時初期値のGSM）。

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この記事は、岐阜県の気象予報士　大竹様のFaceBookより転載させて頂いております。防災などにお役立て下さい。