雨雲を味方にせよ
日本が開発した最先端の二周波降水レーダ(DPR)が搭載のH2ロケットが打ち上げ成功(・∀・).打ち上げ映像も鮮明に残されていて,映像としても芸術的です.関わった人々の魂が伝わるね.
※JAXA Channelから転載
ロケットにのっけられた雨雲レーダーは、通常みんなが見ている雲の上からみた表面だけでなく,雨雲の内部をCTスキャンして,水分をたっぷり蓄えるた膨よかな雨雲と,そうじゃないのをカンペキに見分けることができます.
降ってくるのが雨なのか,雪なのか,もちろん普通の衛星では分かりませんが,二周波降水レーダ(DPR)なら見分けられる.
天気予報で計算して予想するとどうしてもある程度のズレを覚悟しなくてはいけませんが,今現実にそこにあるものを直接観られる,しかも地球全体で,っていう”究極の眼”をついに手にしたってこと.
雨雲も必要なところにとっては僕らにとって豊かさをもたらす源として,これからもより深く付き合っていかなきゃいけない味方.
味方だからこそ,深く理解しようとする,その上で,僕らにとってそぐわないことが起こりそうならそれは避けたり,備えたり,やり過ごす手立てを考える必要があります.
そのために空のドラマの様々な局面をきちんと描き出して,絶対的な公平中立にたって伝えてくれる唯一のメディア.
それが日本で開発された衛星搭載の雨雲レーダーDPR.
ロケット打ち上げそのものもドラマだし,その開発にも様々なストーリーがあっただろうし,そして雨雲たちの姿を描き続ける今後も美しく逞しいドラマそのもの.
科学は無数のドラマの集合体で成り立ってるって改めて気付かされました.
よかったら僕らの雲ドラマコンテンツ,雲粒のナイショ話、雨雲の台所事情、雨雲予報のウラ側、地球外PM2.5などをお届けするイベントにも是非ご参加ください(・∀・)
<4/27(日)1030-1130・幕張メッセ:第6回ニコニコ学会βシンポジウム「くもくも劇場〜気象サイエンスパフェ」>
https://www.facebook.com/events/1389763074624628/
4万9千再生を超えたむしむし生放送バッタ博士の動画:
http://live.nicovideo.jp/watch/lv133705212#05:36:25
<チャリティ額200万円を超えたフィリピン台風災害復興支援チャリティーセミナー明後日3/2まで動画での参加可能>
http://be-quest.biz/live/
又吉 やよい長倉 顕太
<5/23(金)・横浜市開港記念会館:気象学会一般公開シンポジウム「気象学における科学コミュニケーションの在り方」>
https://www.facebook.com/events/251398138344803/
これが伝わればもっとよくなるのに!なんでそれが伝わってこないの?
全てシェアして本当に必要な気象に関するコミュニケーションの在り方を問い直します.
あなたの率直な考えを提供して,1ミリでいいから世界を変えましょう.
この記事は、気象分野の裾野を広げる活動の一環として、茂木耕作さんのFaceBookへの投稿を転載しております。
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