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「しずく」を搭載したH-IIAロケット21号機打上げ成功!


宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプレスリリースによりますと、水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)を搭載したH-IIAロケット21号機、打ち上げが成功した模様です。
また、本日6:30に公開された以下の資料によれば、
「平成24年5月18日01時39分(日本時間)に種子島宇宙センターからH-IIAロケット21号機で打上げられた第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)の太陽電池パドルがオーストラリア上空付近で展開されたことをオーストラリアのパース局で受信したテレメトリデータにより確認致しました。また、太陽電池パドルの太陽追尾開始をスバルバード局(※)で受信したテレメトリデータにより確認しました。現在、衛星の状態は正常です。

との事なので、今のところ順調なようです。

資料:
第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)の太陽電池パドルの展開及び太陽追尾状況の結果について

「しずく」ってなんなの?

水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)というのは、特設サイトによると、地球環境変動観測ミッションGCOMの一環として打ち上げられる衛星で、このミッソンでは、大気、海洋、陸、雪氷といった地球全体を長期間(10~15年)観測することによって、水循環や気候変動の監視とそのメカニズムを解明することが期待されています。という事です。
つまり、宇宙から地球を健康診断を行う衛星なわけですね。そういう意味では、「いぶき」(GOSAT)と似た衛星かもしれません。(関連記事

詳細は、以下のプロモーションムービーを御覧ください。

▼第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)

 

水循環といえば、気象とは切っても切り離せない現象ですから、気象予報の分野にも新たな知見をもたらすかもしれない凄い衛星な訳です。現時点では、打ち上げの成功と初期の動作確認的な事が成功したレベルのようなので、本格運用までには様々な段階があるとおもわれますので、引き続き見守って


「しずく」ではなく、「ひまわり」が中心ですが、気象衛星がどんな事をやっているか、日々のお天気予報にどのように役立っているか、は気象予報士講座の専門分野のところで学べます

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