【読むeラーニング】第2章 大気の熱力学1 〜その6〜「状態方程式1」
(その5の続き)
このように、気圧、体積(密度)、温度、この3つの量の間には比例だったり反比例だったりっていう重要な関係があるわけなんですね。これが気体の状態方程式という切っても切れない絆で結ばれてるわけなんですね。そして気体の状態方程式がこちらです。「急に式になっても分からないよ」って感じになっちゃいますけどね。これから細かく見ていきますが、記号の内訳は、pが気圧、Vが体積、mは質量、Rが気体定数、Tが温度です。今2つ式がありますけれども、これは別に何の違いもないです。1つはρ(ロー)という密度で表しているんですね。体積(V)と密度(ρ)と質量(m)の関係、m/V=ρというこの関係がありますので、こちらの式の体積と質量をこちらの式ではρでひとまとめにしているというだけで意味は同じです。
この気体の状態方程式、これが先ほど言いました温度と圧力と体積の間にある関係、どういう絆で結ばれているのかっていうところを表すものなんですが、この式だけだとちょっと分からないですね。なのでこの式の中にどういう絆があるのか、どういう関係があるのかっていう式の意味を確認してみたいと思います。
(その7へ続きます)
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