エアロゾル【気象予報士の用語チェック】
こんにちは。キバンインターナショナル武内です。
本日は、雲の生成過程から「エアロゾル」について、佐々木恭子先生の気象予報士講座からピックアップしています。試験での正誤問題などにも出題されていますので、確認してみてください。
「エアロゾル」
「雲ができるために必要な材料」
1、上昇気流(水蒸気を上空へ運ぶ役割として重要)
2、過飽和状態(雲粒の成長に不可欠な状態)
3、エアロゾル でした。
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「エアロゾル」
エアロゾルは、 大気中に浮遊する微粒子です。
このエアロゾルが核となって水蒸気の凝結を助けるため、過飽和度が1%未満であっても雲粒が生成されるのです。
このようなエアロゾルを「凝結核」と言います。
しかし、なんでもかんでも凝結核になれるわけではありません。
凝結核は、
水に溶けやすいものや吸湿性がよいもの、
比較的大きな粒子が凝結核になりえます。
水と親しみやすい性質のものがいいのです。
水蒸気分子が凝結核に接触すると、表面に吸着して凝結核の表面に水の膜が作られます。これが、本来空気中にはない水面となり凝結が進むのです。
また、水溶性の粒子は、凝結すると物質が融けて水溶液となるため、純粋な水よりも飽和水蒸気圧を小さくする作用があります。
これらの作用によって雲粒が生成されるのです。
凝結核となるのは、
波しぶきから水分が蒸発した海水の塩分の粒子や、
工場や自動車の排ガスからの汚染粒子などです。
雲粒は、水滴だけではなく氷の粒もあり、氷晶と言います。
エアロゾルのないキレイな大気中では、実は気温が氷点下になっても水滴はなかなか凍りません。0℃以下になっても凍らない水滴を、過冷却水滴と言います。
この過冷却水滴が自発的に凍るのは―30℃~ー40℃ぐらいで、やはりなかなか凍りません。
そこで、氷晶の核となるエアロゾルの存在が重要なのです。氷晶の核となるので「氷晶核」と言いますが、
過冷却水滴がこれに衝突したりして刺激を受けると、意外と高い温度ですぐ凍結して氷晶が生成されます。
氷晶核になるエアロゾルは、火山灰や黄砂、人工降雨に利用されたりするヨウ化銀などが、氷晶核になります。
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