ウィーンの変位則【気象予報士の用語チェック】
こんにちは。キバンインターナショナル武内です。本日も、大気の放射の章よりウィーンの変位則についてです。勉強にお役立てください。
ウィーンの変位則
「最大放射強度を与える波長は温度に反比例する」という法則です。
つまり、一番強く放射できる波長は温度が高いほど波長が短い、ということです。
これも太陽を6000Kの黒体、地球を300K の黒体として計算してみると、太陽は約 0.48μmで放射強度が最大ですが、地球は約10 μmで最大の放射強度となるわけです。
つまり、放射強度が最大となる波長は太陽の方が 短いということになります。
ちなみに、このことから太陽放射を短波放射と言い、地球放射を長波放射とか赤外放射と言ったりします。
ウィーンの変位則は、恒星の色でも確認できます。星には赤く見えたり青く見えたりするものがありますが、あれは恒星の表面温度 によります。例えば、表面温度が高い恒星は、可視光線の中でもよりエネルギーの大きい 短い波長の電磁波を射出できるので、青白く見えるのです。それに対して、表面温度が低い恒星は、可視光線の中でもエネルギーが小さい、長い波長の電磁波を出しており、赤色っぽく見えるのです。
講座サンプル
てんコロ.の気象予報士講座 大好評発売中!
気象予報士講師としても、気象庁や大手企業での予測業務でも活躍中の気象予報士、佐々木恭子先生による合格対策講座です。
国家資格の気象予報士試験は合格率5%という難関の資格です。一方気象予報はとっても身近な存在であり、誰もが気象に興味があれば学んでも楽しい分野です。
キバンインターナショナルのクロマキーシステムを駆使した映像は、気象画像を多く使用する当講座にはベストマッチです。佐々木先生の講義も個性あふれていて楽しい講座です。 講座は分かりやすくするため、なるだけ専門用語を使っていません。
普通のテキストでは図解されていないようなところにもふんだんに図解を盛り込んでいます。
「文系だから」「合格率悪いから」「物理避けてきました」。そんな初学者の方にも分かりやすく丁寧に解説しています。eラーニングにも関わらずリラックスできる雰囲気が特徴です。
講座の詳細、無料体験、ご購入は下記をご覧ください。 http://tenki.elearning.co.jp/?page_id=15
ログインはこちらから。
「eラーニングをすべての人に!」
株式会社キバンインターナショナル KiBAN INTERNATIONAL CO.,LTD.
Web : http://elearning.co.jp
E-mail : international@kiban.jp
担当:takeuchia