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明日も雪が降るのかな…

今日は、気象神社に行ってきました。試験前にはいつも行ってますが、今回は、その神社までの道のりも大事だ!ということで走って行ってきました(^_^)/。遠くに住んでらっしゃる方で、神社に行けない人は、この写真を!きっとやってきた事を100%出しきれると思います!

ほそながっ!私の携帯電話で撮影すると、こうなっちゃうんですよ…。

<明日、関東地方で雪が降るって?>
明日、というか今夜遅くから明日朝にかけて、東京で雪が降るという噂が…。現在のレーダー画像で、確認してみます。

関東から東海、ちょっと見にくいかもですが四国沖にもエコーが散在しています。拡大してみると、東海地方には所々降水が観測されている所があります(水色の点です)これが、どうやら今回の雪云々の雲のようです。じゃあ、ここに低気圧があるのでしょうか?


<23日15時実況天気図>
これは今日15時の地上天気図ですが、地上天気図サイズで見ると本州の南岸に低気圧はありません。しかし、北緯40度よりも北側に中心を持つ高気圧があって、日本付近は北側が高気圧圏内、南側は相対的に気圧の谷となっている形です。こういう時は、南岸がモサモサとして曇りぐらいの天気やちょっとした降水があったりします。天気図的には目立ったものがないのですが、しかし!他の天気図には何か現れてるんじゃないか??そんな風に思ったら、他の天気図に目を通してみましょう!
<00Z解析 500hPa高度渦度分布(左)と700hPa鉛直流・850風・気温解析(右)>

朝9時の解析です。9時の時点の地上天気図も上の15時の地上天気図と同様に、本州の南岸は相対的な気圧の谷で、特に低気圧などは表現されていませんでした。しかし、500hPaでは5520mの等高度線に沿って、正渦度極大値があり(赤線)、東海~関東地方は正渦度移流域となっています。また、右図で青丸で囲った部分に着目すると、ダラっと上昇流域となっていますがが-3℃線(紫線)に着目すると、紀伊半島付近で南風とともに等温線が山型に盛り上がっています。低気圧性循環まではいかなくとも、何かシアラインがありそうなことが分かります。今、東海地方で始まっている降水現象は、このシアが発達したものと思われます。15時初期時刻のMSMの925hPaの相当温位・風予想では、ちょうど東海地方の沿岸部から南海上にシアラインがのびています。うっすら低気圧性の循環が見られそうか、という所は小さいバツ印をつけました。


<18時925hPa相当温位・風>
では、今夜から明日朝にかけて、この辺りのシアラインやそれに伴う降水がどうなっていくのか、詳しく見てみます。
まず、明日朝の地上天気図の予想です。


<FSAS24>
東経146度、北緯30度付近に1006hPaの低気圧が見られます。これは、直接の原因(関東の降水の)というよりは、シアライン上に上手いことできた低気圧ということになるかと思います。大した発達もないのに、突然ポッと現れて、関東に降水を及ぼすには、ちょっと遠すぎる感じがあります。上空の様子を見てみます。

上の段が、500hPa高度・渦度12時間予想図(今夜)と24時間予想図(明日の朝)、下の段が地上気圧12時間予想図(今夜)と

24時間予想図です。500の方は、トラフを赤で示しました。今夜には、もうここまで進みますね。対応して、地上気圧でも今夜

には東経140度・北緯30度付近にLスタンプがあります。これが、明日朝にかけて上空のトラフの動きとともに東進して、明日

朝には東経146度、北緯30度付近に進みます。別に北上するでもなく、ダラーっと横移動。でも、よく見るとそのちょっと北側に

もう一つLスタンプがあります。生のデータが分かりにくいので、なぞりましたが。上空の正渦度極大値も、目立つものが2つあり

それが反映されているのかも知れません。今度は、温度場を見て行きます。

上の段が、500hPa 気温・700hPa湿域12時間予想図と24時間予想図。下の段が、700hPa鉛直流・850hPa風、気温12時間予想図と24時間予想図です。500hPaの寒気を見ると、トラフには-30℃以下の寒気を持ってるんですね。これはなかなかしっかりとしたトラフです。しかし、地上低気圧との対応はあまりよくありませんが、それでも、この寒気の強さは気になります。シアラインにできる雲は対流性のものですから、発達させる要素の一つとして「上空の寒気」が一つ挙げられます。ちなみに、この時期の舘野の500hPa気温の平年値は-26℃ぐらいです。今夜から明日朝の時間帯に、どれだけの寒気が通るかというと、それはMSMで見てみます。


<500hPa気温 24日3時>

-30℃線は関東の南岸まで下がって通過していく予想になっています。強そうですね。そして、下の段の850hPa気温を見てみると、左図の今夜9時の状況で+3℃線付近に、何やら低気圧性の循環を発見できそうです。しかし、0度線のさらに北側-3℃線(紫線)を見てみると、青丸で囲ったあたりに、まだ南西風が残っていて、明瞭な低気圧性循環の北側にも、何かシアがあるような状況です。この図では細かくは分かりません。そして、明日朝になると、低気圧性循環やそれに伴う上昇流域が東の海上に抜けて行く予想となっています。最後に、風の循環が分かる850hPaの相当温位の予想図を見てみます。

12時間予想図では、南海上のシアライン上に×印で記したように、低気圧性の循環が見られます。これが、低気圧に昇格してLスタンプとなるのでしょうが、FSAS24の低気圧よりも北側の循環の方が850hPaでは明瞭です。実際には、北側の循環が活躍して、降水をもたらすのかも知れません。それは、降水の予想からも伺えます。降水が明日の朝まで残るということです。


<MSM地上気圧・降水 0時、3時、9時(等圧線は1hPa毎)>
やはり、地上予想図で表現されている低気圧よりも北側のシアライン上に小さな低気圧があって、降水域を北側に広く予想しまた、ぐずぐずと天気の回復を遅らせるものと考えられます。

ただし、予想図の通り、北側への降水域の盛り上がりがしっかりすれば、の話です。見てきたように、低気圧本体の降水域では無さそうですし、シアラインはあまり上手に表現できませんから。位置のズレとか、時間のズレとか大きくて。さらに、前回(14日)は南岸低気圧の発達によるもので、暖湿気が入り降水量が多くなりましたが、今回は暖湿気が入っていませんので、あそこまでの降水量は無さそうです。でも、上空の温度場から言うと…、雪の可能性が高いですかね^_^;

GPVの降水量では東京や横浜は明日朝までに8ミリ前後。ガイダンスだともっと少ないです。例えば、降り始めは弱い降水で、地上気温も高く、雨で降り出します。その後、まあ湿度が低いので雪に変わり、降水量にしてトータル5ミリぐらいの降水が雪として降ると考えると、やっぱり東京の平野部も1~2cmぐらいの降雪の可能性があります。ありますが、降水の強度としては、そんなに強くないので(時間1ミリとか)、それはそれで地上気温が思ったように下がらず、ミゾレ程度ということも考えられます。

難しいです(-_-)。いつもいつも難しいって言って、すみません^_^;。

まあ、積雪の可能性を考えて、早めに起きて情報収集してみる!というのがベストな気がします。遅刻するよりいいかな~と。

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新しい動画、2つアップしました!

*「東京の気温を当ててみよう」

気温は、その地域の地形的な特性などで、計算より大きく異なることがあります。難しいくてオモシロイです。

今回は、その東京の場合…ということです。

 

*「エマグラムで空気塊を持ち上げてみよう」

学科試験でも、実技試験でもついてまわってくる状態曲線です。基本中の基本ですが…

エマグラムの使い方の基本を、SSIを出すことで復習してみます。忘れちゃった人はぜひ!

↓もうすでにアップしてあります、こちらの動画もよろしくお願いします

「気象衛星画像ばっかり見る」動画もよろしくどうぞ

 

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※第38回の気象予報士試験「学科・一般 問6」は、解説の図が間違っています。まだ直していませんのご注意ください。なお、訂正内容については、「講師より」ということで、このページに書いてありますので、参考にしてください。宜しくお願いします。

 

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