名古屋市南部、東部、豊明市、大府市、刈谷市周辺で時間雨量100mmを超える記録的な豪雨
昨晩は名古屋市南部、東部、豊明市、大府市、刈谷市周辺で時間雨量100mmを超える記録的な豪雨となりました。
これらの地域には記録的短時間大雨情報も発表されました。
これは先行して激しい降水のあった岐阜県西濃方面からの冷たい北風と、南からの350K近い暖湿流との間でシアが生じていたこと。
加えて名古屋港を吹き上がる南寄りの風が、海面と陸地との摩擦の違いで名古屋港の付け根付近に集められ、そこが収束点の始まりになった可能性があります。左側が5日23時20分のレーダー画像、右が23時50分の名古屋港付近の拡大図です。
山のない濃尾平野でしばしば、この地域に集中豪雨をもたらす典型的パターン。記憶に新しいのは2011年9月20日の多治見豪雨(名古屋市の庄内川流域で109万人に避難勧告)の時です。
今日も気象情報が発表され、大気の状態が非常に不安定。岐阜県全域(恵那市除く)に大雨警報と洪水警報が発表されています。岐阜県では、6日昼前まで土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水等に警戒して下さい。
http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_00_662_20130805195140.html
※この記事は、多治見市の気象予報士 大竹さんから許諾頂きまして、気象情報の周知の一環として、大竹さんのFaceBookへの投稿を転載致します。
参考情報:
参考までに、平成25年8月6日04時51分 気象庁予報部発表 の 大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号 を引用します。
6日は、近畿地方から東北地方にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、局地的に猛烈に降る見込みです。土砂災害、河川の増水やはん濫、低い土地の浸水に警戒してください。落雷、竜巻などの激しい突風にも注意してください。
[気圧配置など]
6日は、西日本から東北地方には暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
[防災事項]
<大雨・雷・突風>
近畿地方から東北地方では、雷を伴って激しい雨の降っているところがあります。東海地方では、6日未明に猛烈な雨が降りました。
近畿地方では6日朝にかけて、東日本から東北地方では6日夜にかけて、雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込みです。東海地方では、6日朝にかけて1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。
7日06時までの24時間に予想される降水量は、いずれも多い所で、
東海地方 150ミリ
関東甲信地方 120ミリ
東北地方 100ミリ
の見込みです。
土砂災害、河川の増水やはん濫、低い土地の浸水に警戒してください。
落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。発達した積乱雲の近づ
く兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
地元の気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は6日17時頃に発表する予定です。
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