台風とか寒冷渦とか高気圧とか、全員集合!的な
あー、さみー。足が冷える―。冷え症じゃないけど。
ラジオっぽいTV!も、もちろんやりますよ。うん。
やるやる。
<台風が2つに寒冷渦が1つ>
昨日のラジオっぽいTV!でもちょっと言ったけどね。
(今朝500hPaの解析図)
上空は、確かにこんな感じで渦巻きが3つあって
「ハイ!全員集合!!」ってな具合いに
日本付近に集まってきています。
でも、地上天気図で見ると…
本当に日本付近に集合してきているのは
台風と台風と、大陸の高気圧じゃねーか!
でた!高気圧!
<寒冷渦がジワジワ東進>
25日の朝には、沿海州付近に達して、
地上には対応する低気圧が日本海北部に進むくん。
寒冷渦の注意事項と言えば、お決まりの「南東象限」。
寒冷渦の南東側下層には、暖湿気が入りやすく
大気の状態がちょー不安定になる、というヤツです。
では、下層の昔ながらの代表高度850hPaを見てみる。
下の図は、850hPa相当温位・流線です。
(850hPa相当温位・流線 25日9時予想図)
330K以上の相当温位の領域は、薄い緑色で着色。
また、相当温位線の集中帯でヤバそうな所は、黄色でうっすら着色してあります。
これによると、九州や四国は台風27号の循環に
してやられそうですが、
北側の低相当温位の空気とのコントラストが気になります。
大陸の高気圧のしっかり具合いからすると、台風の循環の北西側で北風が強まって、相当温位のコントラストの大きい所で収束して…ヤバそうなニオイがぷんぷん。
MSMの予想なんぞは、そのいかにも怪しい北東-南西の走向の収束帯が26日にかけて東進していくことにしてる。
大陸の高気圧がしっかりしていること、
台風のコースともに
その収束帯を維持させる要因となっていて、
なんかイヤ~な感じ。
しかも、東へ進むと高気圧の後面流もある。
すると、北陸地方あたりにのびる集中帯や、東の海上から北海道にのびる集中帯に向かって、南よりの風で湿った空気が流れ込む。
この辺りは不安定だから、かなりしっかりとした対流が立つか…
やっぱ高気圧、こえーな。
関東内陸の下層も結構冷たくなってるから収束しやすいんじゃないかな~なんて思ってる。
そうなると、単純に山に吹きつけってな具合にはいかないから、ムズカシイよね。
<925hPaの気温と風・26号の場合と今回>
(14日18時26号接近の前)
(15日21時26号接近)
(24日18時27号接近前)
(26日3時27号接近)
925hPaの風の流れと、等温線(ピンク色)の雰囲気。
上の3枚は、MSMのイニシャルタイムの3時間後の予想図。解析時間帯に近いヤツ。実況じゃないけど、こんな感じに近かったんじゃないかな~って見てね。
一番下は、単純にMSMの予想図。
台風26号の時(上2枚)と、比べてどう?
大陸の高気圧の張り出し方向は違うけど…
なんかイヤな感じだよね。
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