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【読むeラーニング】第2章 大気の熱力学1 〜その2〜「状態方程式1」

気象予報士講座~第2章 大気の熱力学1「状態方程式1」より

気象予報士講座~第2章 大気の熱力学1「状態方程式1」より

(その1の続き)

つまり温度とか圧力というのはすごく大事なんですね。どう大事なのか。まず大気の状態というのを知ることが重要です。これは実は人間の健康状態を知る、血圧とか熱があるかどうかみたいなことは大事ですけれども、大気もそれが重要になってくるんですね。大気の健康状態というふうに言っておりますけれども、大気で言うなれば、温度とか密度とか圧力、これを把握することっていうのがとても大事になります。これら3つが実は1つの絆で結ばれているというか、気体の状態方程式という方程式で結び付けられているんですね。そうすると「気体の状態方程式って昔、理科でやってよく分からなかったな」みたいな、急に勉強勉強してるなと思われるかもしれませんが、案外身近な存在です。

例えばちょっと考えてみてください。温かい空気と冷たい空気どっちが軽いですか?感覚的に言って何となく古いエアコンなんかはお部屋の中の天井のほうばかり温めて下の人が生活している所は寒いみたいなことって昔経験したことあるかもしれませんね。でも実はこれが気体の状態方程式を表しているようなことなんです。温かい空気のほうが軽いから上のほうに行っちゃって冷たい空気のほうが重いから下のほうに落ちちゃって、そういうことが実は気体の状態方程式で説明できます

(その3へ続きます)

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