【読むeラーニング】第3章 大気の熱力学2 〜その2〜「相変化・大気中の水分」
(第3章 大気の熱力学2 〜その1〜「相変化・大気中の水分」の続き)
「それではですね、水蒸気の表現方法についていくつか見ていきますけれども、一つ目がまず水蒸気圧です。これ一番気象学の中ではポピュラーなんですね。空気意中の、水蒸気のしめる圧力です。で、大気中の水蒸気の量そのものを表します。で飽和水蒸気圧の勉強をした時にお話しましたけども、これ、水蒸気圧を使うのには水蒸気の分子の数が多いと圧力が大きくなると、いうことに対応してますので、これを使うことは非常に便利と、使い勝手がいいのでこれをよく使うのですね。」
「で、大気中の水蒸気量そのものを表しますから、密度で表すこともできます。さらに聞いたことがあるという意味でポピュラーなのは、相対湿度ですね。所謂天気予報でも湿度何%っていう風に出ますけれどもあれです。その時の温度に対応する飽和水蒸気圧に対しての、実際に存在する水蒸気圧の割合と、いうことですので、式で表すと、相対湿度っていうのは、その温度での飽和水蒸気圧、分の、今実際にどれぐらいに空気中に水蒸気があるのか、×100ですね。」
「でこれを見てわかるように、空気がどれくらい飽和に近いのかを割合で表したものですね。さらに他にも水蒸気の表現方法ってのがあります。これ露店温度ですね。Tdなんていう風に表したりしますけれども、これ意外とめんどくさい、覚えておかないといけないんですけれども、気圧を一定に保ったまま、空気を冷やしてった時に、飽和に達して露を結ぶ温度ということです。ですので露店温度というのは、高いほど空気中の水蒸気量が多いということになります。っていうのも、ちょっと温度を下げただけで、すぐ飽和に達する。露点温度が高いということはそういうことですから、そうすると空気中の水蒸気量が多いと、いうことになります。で、これで覚えとかなきゃならないのは、「気圧を一定に保ったまま」っていうのは絶対に忘れないようにしてください。」
(第3章 大気の熱力学2 〜その3〜「相変化・大気中の水分」へ続きます。)
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