【試験の傾向と対策】平成29年度第1回(第48回)気象予報士試験より
佐々木恭子先生より、平成29年度第1回(第48回)気象予報士試験の合格発表を終えたところで、試験の傾向と対策についてお伺いしましたので、ご紹介いたします。
学科試験
最近の傾向は、学科では特に専門分野は以前よりも専門性が高くなっているようです。
基本はしっかり理解しておかなければならないのは当然ですが、基本だけでは容易に解けない問題もあり、
教材での勉強に加えて、気象庁のホームページで生のデータに触れながら理解を深めていく必要があります。
実技試験
実技分野は昔のように特にシビアな現象が起こった事例を取り上げるばかりではなくなりました。
つまり、より「普段」の状況が問われるようになってきているということです。
振り返ってみてください。
毎日大雨が降ったり、強風が吹いたりして「住みにくいわ〜日本」とはなりませんよね?
シビアな現象が起こるときの天気図は、深い気圧の谷や明瞭な前線帯など、とても分かりやすく「危険」が現れます。
ですから当然、年間を通して天気図を見ると、分かりにくい日がほとんどです。
しかし、防災の面で重要なのは、その「危険」が分かりにくい時に、見逃すことなく天気図から危険を察知することで、それが予報士に求められる能力ということです。
実技分野は、過去問を解くなどして一通り天気図を見られるようになったら、こちらも余裕があれば日々の天気図に触れて、実際に起こることと照らし合わせてみることも、勉強になるのではないでしょうか。
もちろん全て、基礎が出来てから!の話です。
いかがでしたでしょうか。
先生のおっしゃっていることは理解できるけれど、難しい、、、と感じた方も、
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