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気象観測【気象予報士試験用語チェック】

気象予報士講座

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「気象観測」
気象観測には、地上気象観測、高層気象観測、ウィンドプロファイラ観測、レーダー観測、気象衛星観測、海上気象観測という具合に、
その目的や観測したい気象要素によって、観測する高度や範囲、分解能が異なります。
観測されたデータはリアルタイムで気象庁に送信され、気象解析や予報資料として利用される他、統計資料として気象研究や調査などに使われます。

また、多くの観測データはネットワークを介してグローバルに利用されます。空には国境がありませんし、
すでに勉強してきたように、日本付近の上空ばかり一生懸命見ていても大気の状態を正確に把握することはできません。
だから、国際的に共有するのです。共有するにしても、観測方法や通報式が各国バラバラでは混乱するだけで意味がありません。
そこで、世界気象機関(WMO)によって、具体的な方法が規定されています。

気象観測データは、観測後すみやかに通信回線網を通じて通報されます。
その際の電文は、データ交換やその後の処理の効率化を考慮して一定のフォーマットに従います
これを、気象通報式と言います。これは気象通報式の一例です。

SYNOP 地上実況気象通報式
SHIP 海上実況気象通報式
METAR 定期航空実況気象通報式
TEMP 地上高層実況気象通報式

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