「異常天候早期警戒情報」ちょこっと…てんコロ.アドバイス更新しました
関東甲信地方には「異常天候早期警戒情報」が出ていますね。異常天候早期警戒情報とはなんぞや?コイツについて、少し詳しく説明します。
異常天候早期警戒情報は、情報発表日の5日後~14日後を対象として、その中の任意の7日間の平均気温が、社会活動や経済活動に大きな影響を与えるほどに極端な高温や低温などの「異常天候」が予想された場合に、それによる災害の防止や軽減を目的として発表されるものです。具体的には、平均気温が「かなり高い」または「かなり低い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に、予想される確率とそれによる影響についての注意事項などが、「異常天候早期警戒情報」として発表されます。
異常天候早期警戒情報で使用する「かなり高い」と「かなり低い」気温の階級の決め方は、平年値の気温の出現率で下位10%が「かなり低い」、上位10%が「かなり高い」となるように階級区分値を定めています。どれぐらい稀かというとその時期では10年に1度程度しか発現しないような「かなり高い」「かなり低い」気温です。
また、低温に関する「異常天候早期警戒情報」を発表するときに、日本海側を中心とした地域を対象に、7日間降雪量が平年よりかなり多くなると予想された場合、降雪に関する情報を付加して注意を呼びかけます。以下の地図にあるように対象となる地域は、冬型の気圧配置で雪が多くなりやすい北海道~東北~北陸~中国地方の日本海側を中心とした地域を対象としています。
ということで、現在発表されている関東甲信地方の異常天候早期警戒情報はこんな感じです↓
低温に関する異常天候早期警戒情報(関東甲信地方)
平成24年12月4日14時30分
気象庁 地球環境・海洋部 発表
要早期警戒
警戒期間 12月9日頃からの約1週間
対象地域 関東甲信地方
警戒事項 かなりの低温(7日平均地域平年差-2.3℃以下)
確率 30%以上
今回の検討対象期間(12月9日から12月18日まで)において、関東甲信地方では、12月9日頃からの1週間は、気温が平年よりかなり低くなる確率が30%以上となっています。農作物の管理等に注意して下さい。
また、この期間、長野県北部・群馬県北部中心に、降雪量が平年よりかなり多くなる確率が30%以上となっています。除雪等への対応や農作物の管理等に留意して下さい。また、今後の気象情報に注意して下さい。
なお、関東甲信地方では、今後1週目から2週目にかけて気温の低い状態が続く見込みです。また、長野県北部・群馬県北部中心に、今後1週目から2週目にかけて降雪量が多くなる見込みです。
<参考>
降雪に関する情報は長野県北部・群馬県北部で平均した7日間降雪量を対象としており、この期間の「かなり多い」降雪量は、平年の225%以上で
す。
参考として、この期間の主な地点の7日間降雪量の平年値を以下の通り掲載します。
地点 平年値
藤原 47センチ
草津 22センチ
野沢温泉 45センチ
信濃町 31センチ
小谷 34センチ
長野 8センチ
ということになっています。赤で示したような情報が付記されます。専門分野では、こうした新しい情報が次第に出題されてきます。古い過去問を解く時には注意が必要ですし、常に新しい情報を得るために時々気象庁のHPを訪問してください。さて、かなり低い気温が予想される12月上旬ですが、体調崩さないように頑張ってください(^_^)/
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