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【読むeラーニング】第2章 大気の熱力学1 〜その17〜「静力学平衡」

気象予報士講座~第2章 大気の熱力学1「静力学平衡」より

気象予報士講座~第2章 大気の熱力学1「静力学平衡」より

(その16の続き)

では上向きの力はどうなるのかと言うと、気圧傾度力は下の面がP2、上の面がP2となっていますけれども、P1-P2がΔPというふうに表しましょうということです。気圧傾度力は気圧差ですのでΔPとρgΔZがイコールで結ばれる式を作ればいいんですね。

ですから静力学平衡というのは、ΔP=ρgΔZというのができるわけです。多分静力学平衡は他のいろいろなテキストにはここにマイナスが付いて-ρgΔZになっていると思います。なぜマイナスが付いているかと言うと、多分そのマイナスが付いている式は実はこの気圧傾度力を上の面‐下の面で考えているんですね。マイナスが付いている式というのは上の面‐下の面で上の面のほうが気圧が低いからマイナスになってしまうじゃないですか、それを相殺するためにマイナスが付いているんですね。

そんなことを考えなくても気圧差ΔPはここの間の気圧差ですから気圧がどちらが高いかなんて分かっているわけですよね。下のほうが高いんだから大きいほうから小さいほうを引きましょうよとやっているのがこの式(ΔP=ρgΔZ)です。マイナスの式で覚えておいてもこの式で覚えておいてもどちらでもいいですけど、意味だけは知っておいて計算するときにマイナスとかプラスを間違えなければいいと思います。

(その18へ続きます)

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