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【読むeラーニング】第3章 大気の熱力学2 〜その9〜「大気の鉛直安定度」

気象予報士講座 「第3章大気の熱力学2 〜大気の鉛直安定度」より

気象予報士講座 「第3章大気の熱力学2 〜大気の鉛直安定度」より

(第3章 大気の熱力学2 〜その8〜「大気の鉛直安定度 」の続き

「なので緑の点線の方は、乾燥断熱減率よりも大きいっていうことです。で黒い点線の方は乾燥断熱減率よりは緩やかということになります。例えば今ここに空気塊を上昇させてみましょう、ということなんですね。乾燥空気ですから、乾燥断熱線に沿って上昇させます。その上昇させたときに、同じ高度での周りの気温と比べるんです。例えば緑の点線の空気、緑の点線の大気だった場合は、空気塊はどの高度であっても、空気塊の方が温度が高いと、いう状況になってしまうので、この場合、「不安定な大気」っていうことになってしまうんですね。逆にこの空気塊が上昇する大気がですね、黒い点線のような気温減率だった場合、そうすると、空気塊は、常にどの高度に行っても周りの空気よりも温度が低いと、いうことになりますので、上昇できません。」

「ですから、「安定した大気」という風にいう訳ですね。でこちら、右側の図ですけれども、これはただ温度を温位に変えてあるだけでですね、中身は一緒です。例えば、温位が上空に行くほど低くなっているような大気であれば、空気塊は凄く昇りやすい不安定な大気ということになりますし、温位が上空に行くほど高い空気、高い大気であれば、空気塊の方が温度が常に低いと、温位が低い、空気塊の温位の方が常に低いということになりますので、空気塊は昇りにくい「安定した大気」ということになる訳なんですね。では実際、湿潤した大気、実際の空気の中には水蒸気が含まれますので、その湿潤大気での空気塊の上昇しやすさっていうのはどういう風に表すのかっていうことを考えていきます。」

第3章 大気の熱力学2 〜その10〜「大気の鉛直安定度 」へ続きます。

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