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【読むeラーニング】第3章 大気の熱力学2 〜その23〜「温位・相当温位のまとめ」

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( 第3章 大気の熱力学2 〜その22「温位・相当温位のまとめ」 の続き)

「今これ縦軸を高度にとって横軸を温位、温度にしてるんですけれども、赤い線が気温減率6.5℃/kmの大気の状態曲線だと思ってください。で今違う高度にある空気塊をですね、それぞれ乾燥断熱線に沿って、1000hPaまでズルズルズルって下ろしてきて、温位を比べてみよう。やったのがこのグラフなんです。はい。だから下の方にある空気塊10℃/kmで下ろしてきました。この辺にあるのをこうやって下ろしてきました。」
「一番上のを下ろしてきましたってこの見てわかる通りですね。温位は、上空ほど実は高い
んです。あ!気温は上空ほど低くなってるのに、6.5℃/kmの標準的な大気の中ではですね、実は上空ほど温位が高い。そうなんです。だからめちゃめちゃ安定してるんですね。だから下層の温かい空気が、ワーってすっとんでいって無くなってしまったり、上の冷たい空気がドカンて落ちてきたリしない、いうことなんですね。同じようにですね、相当温位についても、エネルギーの保存っていうところから考えてみましょう。」
「温位のエネルギー保存で考えた図ですよ。位置エネルギーと温度によるエネルギーね。「この合計が温位だよ。」って言いましたが、この相当温位はですね、これにプラス水蒸気のエネルギーまで加味しちゃう訳ですね。水蒸気のエネルギーまでよいしょ!3つの合計が保存される、いうことを考える。それが相当温位なんです。」

(第3章 大気の熱力学2 〜その24〜「温位・相当温位のまとめ」へ続きます。)

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