【読むeラーニング】第3章 大気の熱力学2〜その25〜「理解度チェック」
(第3章 大気の熱力学2 〜その24「温位・相当温位のまとめ」の続き)
「大気の熱力学の理解度チェック、さらに問題をみていきます。湿潤空気塊の特徴に関する基本問題という風にあります。湿潤空気塊が⒜から⒝のような変化をする際、それぞれの過程に伴って保存される量の正誤って書いてあります。だからこの文章にね、何々は保存されるっていうのが全部書いてあるんですね。これがあってるのか間違ってるのかっていうことですね。それではですね、いつものようにこの映像を止めて考えてみてください。」
「考えられましたでしょうか?正しい、間違ってる、正しい、間違ってるっていう風に考えるんですよ。実際に選択肢はこういう風になっております。はじめは時間がかかってもですね、先ほどの問題をですね、じっくり読んで、どこが間違っているのか?っていうのを見つけるというのが大事です。」
「では解説していきます。まず⒜ですね、未飽和の湿潤空気塊を、この赤いところがポイントです。一定圧力のもとで凝結を伴わずって言った場合ですね、露点温度と混合比は保存されるってあります。これ、正解ですね。一定圧力のもとで凝結を伴わずっていうことです。凝結を伴わないっていうことだけで判断してると実は間違いが起こるんです。何かって言うとここですね。⒝、未飽和の湿潤空気塊を持ち上げ凝結高度まで断熱的に上昇させると、露点温度と混合比は保存されると。同じなんです。ここ露点温度と混合比は保存されてるんですね。じゃあこっちは正しい、じゃあこっちは何が違うのか上とっていうと、持ち上げ凝結高度まで上昇させてるんです。一定圧力のもとじゃないんですね、上昇させた瞬間に圧力が変わります。一定圧力のもとでないと、露点温度は保存されません。ですからこれは誤りということになります。」
(第3章 大気の熱力学2 〜その26〜「理解度チェック」へ続きます。)
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