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【読むeラーニング】第3章 大気の熱力学2~その29~・「エマグラムで見る熱力学のいろいろな量」

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(第3章 大気の熱力学2 〜その28「理解度チェック」の続き)

「熱力学の勉強の中で、温位とか相当温位とかっていういろんな物理量で考えてきましたけれども、今日はそれをですね、エマグラム上で見るとどんな風に表されるのかっていうのを見ていきます。はい、エマグラムなんですけれども、実際にはね、こんな風になっているんですね。」
「「うわー細かい、線がたくさんある!」ってなことになってるんですけれども、このエマグラムに表れている線なんですが、5種類あります。まず縦軸がですね、気圧になってますね。見えないかもしんないけど、うっすら850hPa、700hPaとかって書いてあるんですね。で、横軸が温度です。でもう少し拡大して中のねいっぱい細かく書いてある線を見ていくと、一番斜めになっている傾斜が大きい緑の線、これが乾燥断熱線です。乾燥断熱減率に沿ってるやつですよ。で、茶色の線で少し傾斜が緩やかになったやつ、この茶色の線で表れているのが、これが湿潤断熱線ですね。」
「で、湿潤断熱線よりもさらに立ってる、「ほぼ真っすぐじゃねーか!」っていうぐらい立ってる茶色い線、これが等飽和混合比線というものですね。等飽和混合比線っていうのは、空気1kg当たりにどれぐらいの水蒸気が含まれているかっていう値で、g/kgで表されてるんですけれども、例えばね、空気塊をこう露点温度がわかっているならば、その露点温度を通る、等飽和混合比線っていうのをたどっていけばですね、空気塊を持ち上げた時にいつ飽和に達するのかっていうのがわかる、そういう便利な線ですね。じゃあ実際にですね、もう観測した結果、ある地点のある高度の空気塊の気圧、温度、空気塊というか空気ですね。空気の気圧と温度と露点温度がわかりましたと、いう場合、ここにプロットして実際にそういう、温位とか相当温位とかどうやって出してるのかっていうのを見ていきましょう。」

第3章 大気の熱力学2〜その30〜・「エマグラムで見る熱力学のいろいろな量」へ続きます。)

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