【読むeラーニング】第3章大気の熱力学2〜その35〜「エマグラムで空気塊を持ち上げる」
(第3章 大気の熱力学2〜その34〜・「エマグラムで空気塊を持ち上げる」の続き)
「じゃあ実際に今からやるのはですね、この大気の状態ですよ。この大気の状態の中で、空気塊を持ち上げたら、どうなるかっていうのをSSIっていう指数を使いまして、SSIっていう指数を出してみて、それでこの大気が安定なのかな?不安定なのか?っていうちょっと一つの目安をね、考えてみたいということなんです。これ実際にですね、第40回の実技試験の中で出たSSIを出す問題です。別に問題に沿ってやる訳じゃないんで、今回はSSIだけ出してみようっていうところですけれども、ショーワルターの安定指数っていうのは、850hPaにある空気塊をこの大気の中でごそっと、グラフ上ですよ、グラフ上の中で500hPaまで無理くり上げてみようと、でその無理くり上げてみた時にその大気は、この大気は、空気塊くんにとって、昇りやすい大気なのか、それとも昇りにくい大気なのか、そんなことを調べるため、それがSSIですね。」
「で今青い線で書いたところが下が800hPaで上が500hPaですね。ここにある空気塊を持ち上げるということはですね、実はこの温度のところから空気塊を持ち上げてみるということです。やってみますと、この赤い線これ乾燥断熱線ですけれども、この気温のところを通る乾燥断熱線に沿ってこうやってビーって上げてみるんです。なんで乾燥断熱線かっていうと、露点温度と離れてますからね、未飽和ということです。で一方、「じゃあ凝結高度どこなのよ!」っていうのは、 この露点温度を通る、等飽和混合比線に沿って上げてみると、いうことです。」
(第3章 大気の熱力学2〜その36〜・「エマグラムで空気塊を持ち上げる」へ続きます。)
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