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【読むeラーニング】第3章大気の熱力学2〜その34〜「エマグラムで空気塊を持ち上げる」

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第3章 大気の熱力学2〜その34〜・「エマグラムで空気塊を持ち上げる」の続き)

エマグラムの中で実際に空気塊を持ち上げて、SSIっていうのを出してみたいと思います。そもそもですね、前回その勉強しました、エマグラムっていうのを出しましたけれども、あの状態では何もわからないっていうかね、皆様の頭の中にああいう風に物理量を大小があるんだよっていうのをわかるために出しましたけれども、本来使うものはですね、あのエマグラムの中にこの実際に観測した大気の気温ですとか、露点温度っていうのをプロットしてそれで、大気の状態がどうなのかっていうのを調べる。そういうツール
なんですね。」
「だからこれ、そもそも状態曲線っていうのは、こういう風に温度の線とか、今これ点線で表されてる露点温度っていうのが書いてあります。これはですね、実際に観測した時にこういう気温、鉛直方向にこういう風に温度が分布してます。露点温度がこんな風に鉛直方向に分布してます。っていうのをプロットしたものです。エマグラムにね。で、これで何がわかるのかっていうと、いろいろ、例えば露点温度と気温が離れてるところとかで、乾燥している層があるよ、とか。あとくっついてるところで湿潤な層があるよなんていうところで、どういう高度に乾燥した空気が入っている、その乾燥した空気が、何が原因で乾燥してるのかなとか。湿潤な空気があるってことはここに雲が出てる理由はこれかなとかね。で、この湿潤な空気の厚みで、あれ?この後晴れていくかなとか、晴れないなとか、そういうこともわかる訳です。」
「他には、上空に寒気が入ってるよと、寒気が入ってる時に何か不安定だとか。あとは暖気が入っている、暖気が入っていてこの後温度が上がるとか。そういうところですよね。さらに逆転層なんていうのもね、実はわかります。逆転層っていうのは、上空に行くに従って温度が上がるところですけれども、これ何が原因で逆転層があるのかな?もしかしたら前線があるのかなとか?前線の影響かな?もしかしたら大気がこうやって沈んできてるのかな?そういうことがわかるんですね、状態曲線で。」

第3章 大気の熱力学2〜その35〜・「エマグラムで空気塊を持ち上げる」へ続きます。)

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