はい、12月にはいり北陸や北日本なんかでは雪の予報も珍しくなくなってきた昨今。今日は、最近良くきく、冬型の気圧配置について勉強してみましょう。
教材は、佐々木恭子先生の気象予報士講座、学科試験対策の第16章 総観気象、メソスケール気象 の中の降雪(大雪)です。

※この記事は、キバンインターナショナル 中村央理雄による、受講体験記です。
文章は、講義を聞いての感想・解釈なので、誤解等あるかもしれませんがご容赦ください。また、該当単元の全文をのせず、省略しております。
気象学や気象予報士試験対策としての正確な知識は、是非、佐々木恭子先生のeラーニング講座を受講いただき、直接知識を吸収頂ければ幸いです。


まずは、冬型の気圧配置、西高東低の気圧配置というものを見ていきます。日本を挟んで西側に高気圧、東側に低気圧が位置する、そういう状態を冬型の気圧配置といいます。この時、北西の季節風として「シベリヤの方から、寒気がブァアッと吹き出してくる」そうです。こんな時に日本海に筋状の雲が生まれます。
もともとこの北西風は低温で乾燥しているのですが、日本海を吹き渡る時に水蒸気(潜熱)と顕熱を受け取って気団変質して、もくもくと、筋状の雲となります。これが、日本海側に大雪をもたらす、という事になるそうです。(必ず大雪になりわけではないですが。)


この時のパターンとして、山雪型・里雪型の2つに大別することができます。上記の図は、山雪型の模式図となります。大雑把に言うと、北西風がドーンとやってきて日本の脊梁山脈にぶつかり、そこで上昇気流が作られることによって積乱雲が発達して大雪を降らす、という感じです。新潟県で言うと、十日町とか越後湯沢の山っぺりで雪になるわけですね。(この時、新潟市とかの海っペリの平野部では雪にならない)


でも新潟市内とかの海っペリでも大雪降ることあるよね?と。それはどんな時、といったらそれはこんな時です。(上図)。これも大雑把に一言でいうと、北西風の吹き出しが弱い時ですね。この時は、脊梁山脈までドーンと行かないので、日本海で発達した雲が平野部に雪を降らす形になります。

とこんなメカニズムだったわけですねー。
新潟市の人に「新潟は雪で大変だねー」っていうと、「いや、市内はあんまり雪はふらないんだよ」と返されますが、それはこういうメカニズで、新潟県の山の方でガンガン雪が降るからなんですねー。(最も、市内も東京基準で考えると、十分大雪降ってると思うんですがね)


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